2021年7月12日
つよいこグラス in 企業主導型保育園 KIDS SMILE LABO
今回は、開園時より給食やおやつの時間に「つよいこグラス」をご使用いただいている、神奈川県厚木市に2021年3月に開園された企業主導型保育園「KIDS SMILE LABO」さんに伺いました。こちらでは「『やってみたい』を形に 。豊かな感性と身体を育み、自分らしく成長できる保育園。」をコンセプトに、ホンモノを見て触って感じて食べて学ぶ保育をされています。
保育園があるのは、本厚木駅前のビルの中という都市型保育園。しかし、保育園の中を見てびっくり!園内の随所に植物が植えられ、室内でも土や緑に触れられる環境になっています。
水槽の中には近所の農園からいただいたおたまじゃくしが。「カエルになったらまた返しに行くんだよ。」と園児さんが教えてくれました。本は家に眠っていた物を寄付していただいたそう。
その他にも、お散歩で捕まえた虫や魚を観察しながら図鑑で調べられるライブラリースペースや、森の洞穴をイメージしたアトリエスペースなど、子どもの五感を刺激する仕組みが盛り沢山!また、あえて段差をつける等、遊びの中で自然と体を 動かすことができるよう設計されています。
この保育園を手がけられた幼児施設専門設計ブランド「日比野設計+幼児の城」さんは、これまで設計監理に携わった保育園・幼稚園はなんと日本全国 540 園以上!これまで培ってきた知識と経験を活かした新たな環境を提案するビルイン型の保育園という事で納得です。
左:あいにくの小雨にも子ども達は「水たまり〜!」と、雨も楽しみ元気いっぱいです。 右:桑の実に興味津々の2人!
そして、日中過ごすのは厚木の豊かな自然の中。自然の中には子ども達の「やってみたい」がいっぱい。この日は、徒歩20分程の所にある河原で綱引きやどろんこ遊びなど、元気いっぱいに遊びました。厚木の自然を活かした保育で子どもたちの身体と感性が育まれています。
お楽しみの給食の時間
外遊びの後はお楽しみの給食タイム!給食は、日比野設計さんが同じビル内で運営しているレストラン「2343 FOODLABO」さんが監修・提供をしています。美味しそうな食事に子どもたちはワクワク。
地元農家さんの無農薬野菜や有機野菜、有機米など旬の食材を中心に使った、安全安心で彩り豊かなメニューです。こだわりは調味調も無添加の物を使用している事。食器はつよいこグラスを始め、陶磁器のお皿や木製のお椀など、それぞれの食事の持ち味を引き出す素材にこだわった器が使用されています。
お外でしかっり体を動かして遊んだ後のお昼ご飯はみんな食欲旺盛!目で見て美味しい食べて美味しい給食にみんな大満足。こんなに美味しい給食だと食べる事が大好きになりそうですね。
園長の松下さんと副園長の森さんにお話しを伺いました
「私達は国内外で幼稚園や保育園の設計を専門としている設計事務所でこれまでの実績は540を超えています。沢山の施設を作っていく中で、施設は理想的に作っても結局は現場が守りに入ってしまい、子ども達の為と言うよりは幼稚園や保育園の為にと言う視点で日常が過ごされる事が多く、どれだけ作ってもどこかで満たされない気持ちがありました。
そんな中で私達は一念発起して『もう自分達で理想の園を作るしかない』と思い、大きな自己資金を用意して自社の保育園を立ち上げました。会社としては大きな挑戦になりますが、自分の資金でやる事で、自分達の思想をブレずに作る事ができました。
園内には段差が沢山あったり、木が生えていたり、巨大な鏡があったりと危険や不思議な要素が沢山ちりばめられています。しかし、そこに子ども達が考えたり、創造する余白を残しているので、現場の先生達が構いすぎない事で子供達の自主性が育まれる様になっています。」
「更に、園内には100%天然精油のアロマディフューザーを設置して香育に挑戦したり、福井大学の西本研究室と共同で室内型保育園での運動不足解消についても調査研究を開始します。
そして今後は園の休日を使って、地域子育て支援拠点としての活動も行う予定です。
こうした活動や内容は既存の保育園では有り得ない事です。しかし民間企業が自費の支出をする事でしか成しえない事であり、挑戦する事で地域育児支援の在り方を見直す機会となり、それが必ず日本の保育や育児支援の在り方にも一石を投じられると思っています。」
「私自身の子どもに初めてのコップを検討している際につよいこグラスを見つけ、プライベートで使用していたことがきっかけでした。 素材・形状・大きさ、なによりもコンセプトに共感し、私たちKIDS SMILE LABOが大切にしている豊かな感性を育む、本物に触れるという部分にマッチしたつよいこグラスを選ばない理由はありませんでした。 子どもが使うから割れないものを選ぶのではなく、ガラスという本物の素材に触れる経験を選ぶことが私たちにとっては大切だったのです。」
「つよいこグラスには優しい曲線があり小さな手でもぴったりと収まるサイズは、子どもたちにとって持ちやすい形です。 また口当たりも優しくデザインされているというところも、ガラスという素材でありながら温かみのある食事の演出をしてくれる要素だと感じています。」
「食事についても既存園では有り得ない大きな挑戦をしました。上階に自前のレストランを開店させて、食のプロ達が保育園給食を監修する様になっています。食材選び、調理、盛り付けなど子供に媚びた食事ではなく、大人が食べる様な食事を出す事で子どもが『早く大人になりたい』と思う様に仕掛けています。」
終わりに
「KIDS SMILE LABO」さんも「つよいこグラス」も「本物に触れて、感性を育んで欲しい」「素材本来の美味しさを味わって欲しい」「食事を楽しんで欲しい」という子ども達への想いは同じ。これからもつよいこグラスが楽しい食事時間の一部となり、子どもたちの感性を育むお手伝いが少しでもできたらと思います。
それでは次回の更新もお楽しみに!
■ ADERIA TV KIDS SMILE LABO × つよいこグラス