硝子食器のある暮らし

2025年4月25日

醤油差しの「困った」を解決! 〜プロ直伝!ガラスお手入れ術〜

醤油差しの「困った」を解決! 〜プロ直伝!ガラスお手入れ術〜

「ガラスの器で楽しさあふれる食卓に」をコンセプトに、私たちは日々の食卓を彩る様々なガラス食器をお届けしています。ガラス食器を企画・販売する私たちだからこそお伝えできる、ガラス食器を永く愛用していただくための秘訣をこちらの読み物でご紹介していきたいと思います。
 

 

今回は、醤油差しに関するお問い合わせ件数No.1「醤油差しのフタがどうしても開かない!」というお悩みを解決する方法をご紹介します。

醤油差しのフタが外れなくなる原因は?

 
醤油差しのフタが外れなくなる主な原因は2つ考えられます。1つ目は、使っているうちに醤油・酢などの調味料成分が結晶化し、すりガラス部分に付着してフタが固まってしまうことです。2つ目は、フタを強く押さえ付けたことで、本体とフタのスリ加工部分が密着し、抜けにくくなることです。
 

 
1つ目の原因の予防としては、普段お使いいただいている時も、たまにフタを洗浄したり、本体のすりガラス部分に固まっている成分を取り除いていただくと予防になります。2つ目の原因の予防としては、フタを強く押さえないことや、中身が空で暫く使用しない場合は、本体とフタの間にティシュペーパーなどの紙類を挟んでおくとフタが噛み込まなくなります。

醤油さしのフタが外れない場合はまずはぬるま湯に

 
万が一、フタが開かなくなってしまった場合は、ぜひ以下の方法をお試しください!30〜40℃くらいのぬるま湯に10分程度つけた後、フタをカタカタと小刻みに動かしてみてください。ぬるま湯につける事で固着した塩分が溶けて開きやすくなることがあります。また、フタを強く押さえ付けたことによる噛み込みの場合も、同じ方法をお試しください。本体とフタの接しているすりガラス部分が温まることで、ほんのわずかですが膨張し、噛み合っている部分の圧力が弱まり、摩擦が軽減される可能性があります。

それでもダメなら、優しく叩いてみる

それでもフタが開かない場合は、万が一フタが外れて落下しても破損しないよう、下にタオルなどを敷いてください。その上で、びん本体をしっかりと固定し、フタの裏側をプラスチック製や木製のしゃもじなどで、上に向かって優しく叩いてみてください。一箇所に力が集中しないよう、びん本体を少しずつ回しながら、注ぎ口を避けて均等に叩くのがポイントです。強く叩くと破損する恐れがありますので、優しく行ってくださいね!
 

 
中身が空の場合は、本体を逆さにして、敷いたタオルから少し浮かせた状態で持ち、フタの裏側をプラスチックまたは木製のしゃもじなどで、下に向かって優しく叩いてみてください。この場合も、一箇所に力が集中しないよう、びん本体を少しずつ回しながら、注ぎ口を避けて均等に優しく叩いてくださいね。

取り扱い方は動画でもご紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

どの方法を試す場合でも、無理な力を加えるのは絶対に避けてください。 醤油差しが割れて怪我をする危険性がありますので、焦らず、優しく丁寧に作業を行うことが大切です。

最後に

今回は、醤油さしのフタが開かない時の対処法をご紹介しました。もし、お困りの際はぜひ試してみてください。今後も、ガラスの困りごとを解決するヒントや、永く愛用していただくためのコツを発信していきますので、ぜひまた遊びに来てくださいね!
それでは次回の更新もお楽しみに!

■ ADERIA TV ガラス製 調味料入れ取扱説明動画

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