
2025年7月31日
「パンダ銭湯」ファン必見!子ども大人も夢中になるリアル「パンダ湯」

名古屋市東区に佇む銭湯「平田(へいでん)温泉」。創業明治43年という歴史を持つこの場所が、毎年夏になると、絵本から飛び出してきたかのようなとびきり楽しい空間に大変身するのをご存知でしょうか? その名も「パンダ銭湯パネル展」。ADERIAも『tupera tupera×つよいこグラス』でコラボレーションしている、tupera tuperaさんの大人気絵本「パンダ銭湯」(絵本館)の世界観を銭湯全体で表現した、まさに夢のようなイベントです。今年で8年目となるこのイベントは、夏の恒例イベントとして毎年楽しみにしている方も!今回は9月1日まで開催されている「パンダ銭湯パネル展」の魅力や見どころをご紹介します♪
「パンダ銭湯」に登場する「パンダ湯」の世界が目の前に
平田温泉に一歩足を踏み入れると、そこはもう絵本「パンダ銭湯」の世界。番台には、絵本でおなじみの「パンダ以外の入店は、固くお断りしています。」の貼り紙が。その他にもユーモアたっぷりの演出に、思わず顔がほころびます。

早速浴室に



さらに、平田温泉にはイベント開催時以外にも楽しめるポイントがたくさんあります!浴室内奥の庭で育つ南国フルーツや、脱衣所のレトロなドライヤーやマッサージ機(現役です!)など、みどころ満載!サウナもあるので、サウナ好きさんにもおすすめです。
お風呂上がりはロビーでひとやすみ

パンダ親子と一緒に写真が撮れるフォトスポットなど、ロビーにも絵本の世界を楽しめる仕掛けがいっぱい♪tupera tuperaさんの絵本コーナーも設けられているので、湯上がりにゆっくりと絵本を読むこともできます。

パンダ変身アイテムもあるので、皆さんもぜひパンダに変身して写真を撮って楽しんでくださいね!

物販コーナーにはつよいこグラスも
ロビーの物販コーナーでは、「パンダ銭湯」グッズを数多く取り揃えています。当社の『tupera tupera×つよいこグラス パンダ銭湯』のグラスも仲間入り♪ご自宅用はもちろん、お土産やプレゼントにも喜ばれるグッズがいっぱいあるので、ぜひ覗いてみてくださいね!
平田温泉女将さんインタビュー

女将の八木さんは、元保育士さんで長年絵本の読み聞かせのボランティアもされているそうです。「パンダ銭湯パネル展」開催のきっかけや見どころなど、お話を伺いました。
Q: 「パンダ銭湯パネル展」開催のきっかけは?
読み聞かせの活動の中で絵本「パンダ銭湯」と出逢いました。すぐに「うちのお風呂と似てる!丸ごとパンダ銭湯にして浴室展示をやりたい!」と思いました。著作権があるので勝手にはできません。どうすれば良いのかと考えていた時、読み聞かせボランティアをしていた近所の正文館書店でtupera tuperaの亀山さんの絵本ライブが開催され、お会いすることができました。
でも、直談判する勇気はなくて、SNSで「うちの銭湯似てるでしょ」とアピールだけしました。笑 偶然にも絵本ライブの半年後くらいに、正文館書店のスタッフさんから「平田温泉の女将さん、絵本好きだよ」と聞いた絵本館の代理店(一期ブックサービス)の方が営業に来られました。このチャンスを逃したらダメだと思い、「パンダ銭湯の展示をやりたいんです!許可を取っていただけませんか?やりたいです!」とお願いしました。すごい熱量と圧だった思います!笑
そして、その年の夏休み、2018年に初めて「パンダ湯」を開店しました。初めて亀山さんが平田温泉に遊びにきてくださった時、「初めまして」とご挨拶したら、「初めてじゃないでしょ」と絵本ライブで会った事を覚えていてくださり、お人柄にも感激しました。パンダ銭湯制作秘話も聞かせていただき、この絵本に出逢えて良かった、皆んなが笑顔になれる、幸せだなと思いました。そんな思いが詰まったパンダ銭湯パネル展です。「パンダ銭湯パネル展」は、大阪の「湯処あべの橋」や、京都の「むらさき湯」でも開催中です。平田温泉1軒だけではここまで盛り上がる事も出来なかったと思っています。
Q: 「パンダ銭湯パネル展」の見どころやおすすめの楽しみ方は?
一番の見どころは、浴室へ入った時に目の前に見える水墨画です。絵本のパンダ親子が見る同じ光景を体験出来ます。浴室から「パンダ銭湯と一緒だ〜」と言う声が番台まで聞こえます。絵本を読んでから来ていただくと更に楽しめると思います。お風呂上がりに絵本を読んで、もう一度来ていただいても嬉しいですね。ロビーには撮影スポットや手作り感満載な絵本の中の小道具も置いてあるので絵本の世界を楽しんでください。

Q: ご来場されるお子さまやご家族の反応は?
今年で8年目になりますが、毎年楽しみに来てくださるご家族もいらっしゃいます。パンダ銭湯が大好きで絵本持参のお子さん、期間中に何度も来てくれるご家族も。お子さんの中には、「平田温泉」でなくて「パンダ湯」と覚えてくださってる子も多いです。
パンダ好きな大人の方も来てくださいます。パンダの着ぐるみで来てくださる強者もいらっしゃって、こちらが楽しませていただいています。この絵本がきっかけで平田温泉へ来てくださるご家族も多いのでとても嬉しいです。「楽しかった、またパンダ湯来ようね。」と言うお子さんの言葉に元気をいただいています!
Q: パンダ銭湯を知り尽くした女将さんから見て「tupera tupera×つよいこグラス パンダ銭湯」の感想をいただけますか
まず、とにかく可愛いです!大切な食事の時間、大好きな食器があると食事も楽しくなりますね。それは子どもも大人も同じだと思います。持った感触も安心感があります。グラスは薄いイメージがありますが、つよいこグラスなら程よい厚みがあり、胴部にくびれがあるのでしっかり手で持って口へ運べますね。大きさも丁度良いと思いました。子どもは口の部分を噛んだりすることもあるので、強化ガラスと言うのも安心です。プレゼントに絵本を贈ることが多いのですが、つよいこグラスもプレゼントに贈りたいです。

Q: 今後予定しているイベントや活動があれば教えてください
ロビーギャラリーでは年内アート展やトールペイント作品展を予定しています。銭湯の未来を考えると、若い方やお子さんにも来て欲しいです。サウナブームで若い方の利用は増えました。お子さんには入浴体験などで「浴育」も含めて、銭湯の気持ち良さや楽しさなどを伝えたいです。以前は幼稚園で入浴体験前に浴育紙芝居を読んでいたので、今後も活かせられたらと思います。
コロナ前に「へいでん和の市」と言うイベントを開催していましたが、また再開したいです。このイベント開催のきっかけは、「銭湯はどんな風になっているか分からないから行きづらい」といった、少し閉鎖的なイメージを持たれている方もいて、だったら気軽に中を見ていただき身近に感じてもらえたらと思ったのが始まりです。脱衣場にマルシェを、浴室ではライブを開催しました。「再開しないんですか?」と聞かれる事もあるので、また頑張ってみようかなと思います。地域のコミュニティとして銭湯を活かしたいですね。
終わりに
絵本の世界がそのまま現実になったような「パンダ銭湯パネル展」。それは、八木女将の銭湯への愛情と、子どもたちへの温かい眼差しが生み出した、まさに心温まる空間でした。今年の夏は、ぜひご家族で平田温泉の「パンダ湯」を訪れ、パンダ親子の秘密を解き明かしながら、特別な銭湯体験をしてみてはいかがでしょうか。
それでは次回の更新もお楽しみに!
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【平田温泉】
明治43年(1910年)に東雲湯として創業し、今年で115年目を迎える老舗銭湯。昭和26年に現在の場所に移転して、平田温泉として営業を開始して以来、地域の人々に深く愛され続けています。
・住所:名古屋市東区相生町38
・電話:052-931-4009
・営業時間:15:00~22:00(最終受付21:00)
・定休日:火曜日
・入浴料:大人 530円 / 中人 180円(小学生) / 小人 100円
・駐車場:有(5台)
「パンダ銭湯パネル展」は、2025年7月23日(水)〜9月1日(月)まで開催中。