懐かしくて新しい。昭和のカワイイを詰め込んだレトロな器。
かつて昭和の家庭で親しまれたアデリアのグラスが、
今のライフスタイルに寄り添ったテーブルウェアとして蘇りました。
アデリアは、創業200年を迎えたガラス製品の先駆
「石塚硝子株式会社」の食器ブランドです
テーブルウェアから飲料のボトルまで、幅広いガラス製品を製造している私たち石塚硝子は、
1819年に創業し、以来さまざまな製品を手掛けてきました。
昭和36(1961)年、食器事業への本格参入とともに『ADERIA』が誕生し、
現在では50 年以上も皆様に親しんでいただける存在となりました。
どこの家庭にもひとつはあった、今となってはレトロな柄のコップや、
梅酒を漬ける果実酒びんの多くがアデリアの製品です。
アデリアレトロの誕生
「アデリアレトロ」は、かつて昭和の家庭で使われていたアデリアのグラスウェアを、
現代でも安心してお使い頂けるようリメイクした製品です。
アデリアの食器は親しみやすいデザインと手頃な価格で広まり、昭和の食卓を飾りました。
代表的な商品の一つは、花や動物など、かわいらしい柄をあしらったプリントグラスです。
その懐かしさと温かみのある魅力に惹かれ、生産が終了した今でも、大切に使い続けてくださるお客様もいらっしゃいます。
そんなファンの方々に後押しされるようにして、アデリアレトロは誕生しました。
当時の魅力はそのままに、今のライフスタイルでも使いやすい製品として生まれ変わりました。
アデリアレトロの良いところ
見た目はレトロですが、現在の石塚硝子自社工場で作られる製品です。
徹底した品質管理により、どなたでも安心してお使い頂けます。
単なる復刻ではなく、「現代の生活でも使いやすいこと」を大切に考えて作られた製品です。
日々の暮らしに馴染み長くお使い頂けるよう、より使いやすい形状へ変更しました。
昭和アデリアのデザインを元に、細部まで当時の雰囲気にこだわりました。
しっかりとしたパッケージに入っているのも嬉しいポイントです。
商品紹介
オレンジと黄色のポップな色使いが印象的な「アリス」は、昭和アデリアの代表的な商品の一つです。
昭和46(1971)年の発売と同時に主婦や若者の間で人気となり、食卓をカラフルに彩りました。当時の商品はコップ・ピッチャー・カップ&ソーサー・容器・灰皿など多岐に渡ります。
ギザギザの花びらがトレードマークで、レトログラス好きな方々をはじめ、現在でもなお親しまれています。
清楚でかわいらしいデザインの「野ばな」は、昭和アデリアのヒット商品「アリス」と並んで、当時人気の高かったシリーズです。
昭和49(1974)年に贈答用のガラス食器セットとして販売をスタートしました。その翌年には単品も発売され、家庭用グラスウェアとして普及しました。
白い花柄はよく見ると花びらが散っているものもあり、当時のデザイナーの遊び心が感じられます。
「花まわし」は、赤と白のお花がくるくると回るように描かれたかわいらしいデザインです。
手描き調のドットを用いた素朴なパターンが、ノスタルジックな雰囲気を感じさせます。
当初「花まわし」はお菓子などを入れるガラス容器として発売されましたが、その後の人気と共に、ゴブレットやピッチャーなども生産されるようになりました。
「花ざかり」はその名前通り、グラス一面に咲きこぼれたマーガレットが華やかなシリーズ。お花畑のような柄はテーブルに置くだけで明るく、楽しそうに見えます。
「花ざかり」が最初に発売されたのは昭和46(1971)年。当時は琥珀色(アンバー)のグラスと、無色透明のグラスにプリントされた2種類が生産されていました。
その時代の流行であった花柄を目一杯取り入れた、存在感のあるデザインです。
素朴で優しい風合いの「梨」シリーズは、家庭用ガラス食器として昭和50(1975)年に発売されました。
「アリス」や「野ばな」シリーズと一緒にアデリアのカタログに掲載された、昭和の人気商品です。当時は様々な形状のガラス食器に展開され、かわいらしいフルーツのデザインが注目を集めました。
まん丸でコロコロとした梨のプリントは、眺めているだけで心がほっと温まります。
やわらかなタッチで描かれた「風船」は、昭和44(1969)年に発売された柄です。
当時のアデリアは、脚付きの小ぶりなコップに様々な柄をプリントした商品を販売していました。
そのシリーズの一つ「風船」は、グラスの中にふわふわと浮かぶ様が、昭和当時の懐かしい空気を優しく運んできてくれるかのようです。
赤いお花もチャームポイントです。
オレンジ色のチューリップがキュートな「コレック」は、昭和48(1973)年に発売された柄です。
昭和当時の「コレック」は琥珀色(アンバー)のグラスにプリントされ、ギフトセットとして販売されていました。昔は贈答品としてグラスのセットをプレゼントすることも多く、家庭での普段使いや来客用の食器として重宝されていました。
まばらに列んだ素朴なチューリップ柄のグラスは、今も昔も変わらないかわいらしさでテーブルを明るくしてくれます。
黄色い大きなバラを大胆にあしらった「マスカレード」は、昭和49(1974)年に発売された柄です。
昭和当時は琥珀色(アンバー)の脚付きグラスにプリントされていました。
満開の花から、咲きかけの小さな蕾まで、当時のデザイナーがバラの姿を華やかに描いています。
マスカレードには「仮面舞踏会」という意味があり、その名前の通りどこかエレガントな雰囲気が漂うデザインです。
ストライプの花柄がかわいらしい「ラプソディー」は、昭和48(1973)年に発売された柄です。
昭和当時は、グリーンの磨りガラス調の脚付きグラスにプリントされていました。
グラスにお行儀良く列んだお花たちがなんとも愛らしく、見る人をどこかほっこりとした気持ちにさせてくれます。
動物園の人気者をユニークなタッチで描いた「ズーメイト」は、昭和51(1976)年に発売された柄です。
昭和当時は、お菓子などを入れるガラス容器として販売されていました。
花柄が主流だった当時としては少し珍しい、動物モチーフのデザインです。
眠そうなヒョウとおとぼけ顔のトラがかわいらしく、思わずクスッと笑ってしまいそうな、チャーミングな表情をしています。
ヨーロッパの童話のような世界観が印象的な「おとぎ話」は、昭和46(1971)年に発売された柄です。
昭和当時は、お菓子などを入れるガラス容器として販売されていました。
ほのぼのとした情景はまるで絵本の中のワンシーンのようで、動物やお花に囲まれて暮らす人々の姿に心が癒されます。
じっと眺めていると何かストーリーが浮かんできそうな、想像力を掻き立てるデザインです。
白と水色の組み合わせが爽やかな「花の輪」は、昭和51(1976)年に発売された柄です。
昭和当時はクリアブルーのグラスにプリントされていました。
大小のポップなお花が咲きこぼれた、動きのあるデザインが印象的です。
涼やかな色合いのお花が何輪も重なり合うように描かれ、可憐で優しい雰囲気が漂っています。
朱色の円と黒い直線で構成された「フェンス」は、昭和44(1969)年に発売された柄です。昭和当時は琥珀色(アンバー)のカラーグラスにプリントされていました。シンプルな幾何学模様のパターンは、スタイリッシュで使う人を選びません。ところどころガラス絵の具のかすれやにじみが見られ、完璧すぎないところに当時のおおらかさを感じます。
淡いピンク色の小花が規則正しく並んだ「さくら草」は、昭和45(1970)年に発売された柄です。昭和当時は、ピンク色のカラーグラス(脚付きグラス)にプリントされていました。真ん中のブルーグリーンのドットは、よく見ると少しずつ中心からずれていて、なんとも言えない愛嬌があります。
小さなお花は控えめでありながらかわいらしく、見る人の心をくすぐるデザインです。
くりっとしたお目々がキュートな「熱帯魚」は昭54(1979)年に発売された柄です。冷たい飲み物を注ぐとグラスの絵の色が変わる「魔法のグラス」という柄の一つとして登場しました。鮮やかな黄色の熱帯魚に、ピンク色の縞模様が浮かび上がります。プクプクと泡を出しながら、まるでグラスの中を泳いでいるような姿がかわいらしいデザインです。
2羽のクジャクが仲良く並んだ「クジャクのおしゃべり」は昭和55(1980)年に発売された柄です。冷たい飲み物を注ぐとグラスの絵の色が変わる「魔法のグラス」という柄の一つとして登場しました。扇子のように美しく広がった羽の模様が、華やかに色付きます。見つめ合うクジャクたちは一体何を話しているのでしょうか?思わず耳を傾けてみたくなります。
咲き乱れる花々の中に美女が眠る「セニョーラ」は、昭和47(1972)年に発売された柄です。
色数の多さや口部を金色に彩ったゴージャスな仕様は、当時としても高級品だったことを物語っています。女性の長いまつ毛や豊かな金髪からは、海外への憧れが伺えます。
極彩色の花々の中に鳥が飛ぶ「トリピカル」は昭和46(1971)年に発売された柄です。
色数の多さや口部を金色に彩ったゴージャスな仕様は、当時としても高級品だったことを物語っています。ふにゃふにゃとした脱力系のタッチで描かれている鳥がとってもユニークです。*「トリピカル」は、昭和当時は「楽園」という名前で販売されていた柄です。
アデリアレトロ
昭和当時に販売していた「魔法のグラス」という柄を現代版にリメイクしました。冷たい飲み物を注ぐとプリントの色が鮮やかに変わる、ちょっと不思議で楽しいグラスです。