Q2:普段の生活や、作品をつくられる時に食育を意識されることはありますか？

中川さん：
普段の生活では、できるだけ身体にいい食材を選んでいます。今住んでいる京都の家の近くには、オーガニック食材を扱う店や、地元の新鮮な野菜を売っている八百屋さん、こだわりのパン屋さん等が多いのでとても嬉しいです。生き生きした野菜は簡単な調理だけで美味しいので、色がきれいな野菜をせいろに並べて、ほかほかに蒸すだけで、あっという間になくなってしまいます。一所懸命工夫して料理をするよりも、旬の美味しい野菜はそのままのほうが、素材自体の個性もよくわかっていいですよね。
 

 
亀山さん：
僕は子供の好き嫌いは気にしていません。小さいうちから何でも食べられる必要はないと思うんです。味覚は成長しながら変わっていくので、大人になってお酒などと一緒にゆっくりと食べられるようになった方が、驚きもあり楽しいと思います。美味しいものに一つ一つ丁寧に気づいていくのが大切だと思うので、子供のうちは嫌いなものを無理して食べさせるようなことはせず、食わず嫌いも先々に残していった方がいいと思います。

中川さん：
作品を作る際には、食育を意識してということはないのですが、絵本、「やさいさん」や「くだものさん」は、子供たちが野菜や果物に親しむ最初のきっかけになったという感想をたくさんいただいています。それから、「わくせいキャベジ動物図鑑」は、キャベジという惑星に住む動物たちを紹介した図鑑なのですが、「サツマイモとモグラって似ているよね」とか、いつもと違う視点から野菜を眺めてみるというのも、面白い気づきになるのでオススメです。

亀山さん：
まずは、しろくまさんには、まっ白な牛乳を。ねずみさんには、オレンジジュースを。そして、どんな色のパンツが似合うかな？と想像しながら、いろいろな飲み物を試してみてください！飲むたびに、パンツの色が変わって、しろくまさんもねずみさんも驚いちゃいますね。
 

アトリエにて

 
アトリエ内には絵本と雑貨が並んだ展示棚が。各絵本ごとにコーナーが分かれており、実際に販売されている雑貨アイテムから手作りの物まで絵本の世界が広がっています。テーブルには存在感抜群の筆立ても！

 
今回は「しろくまのパンツ」の貴重な原画も拝見させていただきました。絵本をご覧になられた方にはおなじみの、しろくまさんのパンツがみつかった瞬間のページです！ひとつひとつ細かく切り貼りされたパーツやしろくまさんの体の陰影や紙の質感など、こだわりの細部をより感じることができ感動です！
 

おわりに

 
今回の企画はtupera tuperaさんのファンでもあるスタッフが「きっと皆様に喜んでいただけるグラスになる！」という思いからtupera tuperaさんにお声がけさせていただき実現しました。思っていた通り、絵本と一緒に楽しんでいただけるグラスに仕上がったのではと思います。「今日はしろくまさんとねずみさんはどんなパンツが良いかな？」と親子で楽しみながら使用していただけると嬉しいです。
それでは次回の更新もお楽しみに！